2012年7月29日日曜日

Hand In テークバック



飛球線への意識を強めて、スクェア感を確認するためには、クラブや細長いスティックを真っ直ぐに置くのが通常ですが、カタカナの「ハ」の字に置いています。ここではショートアイアンなので、スタンスの中央に山が来るようにセットしてあり、その頂上にボールがあります。

通常のレッスンではテークバックの初動は、30センチとか50センチとか真っ直ぐ飛球線後方に引くことが強調されます。一般的に殆どの初心者はこの教え方が有効だと思います。

しかし、今年日本で大掛かりに取り上げられているマイクベネット・アンディープラマー両氏によるスタックアンドティルト (Stack and Tilt) では、この写真にあるクラブに沿うようにインサイドにテークバックすることを教えています。アドレスの静から動に移る最初のポイントで、どう動くかが両氏の教える左足加重スィングを実現するきっかけとなるのです。

私はアメリカで GolfTec を通じてゴルフスィングを研究していましたので、このスタックアンドティルトも2008年からチェックしていました。( ココ ← クリック)
その後、The Golfing Machine の資格を得ることになり、スタックアンドティルトは TGM の理論をベースにして、と言うか彼らはTGMを勉強した上で、独自にスタックアンドティルト理論を構築していったものだと言うことが分かりました。それが、ショーン・フォーリーを経由してタイガーウッズにも系譜が流れているんですよね。

さて、体重移動の概念で言えば、スィング中に一度も右足に50%以上の体重が掛かることが無いスタックアンドティルト。なかなか正しく理解するのは難しいものと思います。



 まだ私も完全ではありませんが、クラブをハの字に置いてあるとイメージは高まりますのでスタックアンドティルト的な動きが少しは実現してきます。筋力的に体幹、特に背筋の筋力が要求されるスィングスタイルだとも思いますので、最初からスタックアンドティルトの教科書に掲載されているようなカタチを実現するのは難しいと思います。(言い訳かな???)



さて、ここで一つ。最初の写真では4本のクラブを2本ずつのペアで使って平行にセットされていますが、これが2本でも良いのか?その違いは何なのか?一つ、この記事を読んでいる皆さんも考えてみて下さいね。




2012年7月27日金曜日

もっとシャープにクリスプに!!



このところ、フィニッシュで背中を大きく見せることに注力していましたが、どうも回転にばかり気を取られてインパクトがボケて来ているような気がしてきました。

そこで、今朝の朝練ではドライバーを使って、この写真のところがフィニッシュになるように練習を重ねました。前回の記事の左脚・左膝をインパクトで伸ばすことにも大いに繋がっていると思いますよ。



左膝を伸ばして、右のヒップを押し込んで行く、ってぇのは実はスタックアンドティルトの教えなのですね♪♪ 

そのきっかけは、ブッチハーモン氏も口を酸っぱくして言っていた 「バンプ」 の動き。スタックアンドティルトの切り返しもバンプがシークェンスの一番バッターとなります。
日本のゴルフコーチ陣はあまり「バンプ」のコンセプトを言っていないような気がしますが、私の勉強不足かしら??「下半身主導で切り返す」とは良く聞く言葉ですが、お尻をバンプする(飛球線方向に平行移動)とは余り聞きませんが、誰かが言ってますかね??

実は私もバンプは余り上手く出来ません・・・・。腹回りがボテボテしているからかナァとも思うのですが、ブッチもボテボテだしなぁ。。。。(笑)



余りバンプが十分に効いていないようですが、ボチボチ動きが大きくなればと思います。少なくとも、いわゆるスピンアウトしないことが重要ですね。
最低限、ここまでヒップが動けば左足(シューズ)の真上に左股関節が来る感じになりそうです。

では、どんな感じになっているのか、動画にて・・・・・。



しかし、短パンだと本当に脚が細くなっちゃったのがわかりますねぇ。。。。トホホ・・・・・



2012年7月24日火曜日

左脚を伸ばせ!!



さて、どうでしょう?今までになく 「スッと」 左脚が伸びていると思います。

思えば、昔私たちがパーシモンヘッドに42.5インチのダイナミックシャフト(当然スチール)でゴルフを学んだ時代のセオリーは


左膝はフィニッシュまで伸ばしてはいけない!!


と言うもの。

呪文のように 「ニーアクション」 を金科玉条の如く唱えて、TBSでやっていた陳清波プロの番組を見ては研究し、華麗なるニーアクションをどうやったら出来るのか考えたものでした。

その後も安田春雄プロやら世界の岡本綾子プロも左膝をサスペンションのように使ってくるフォームでしたね。そのウチに私はこれを見に付けましたが、時代に今は取り残されました(笑)


今のセオリーは左膝はインパクトで伸ばす、と言うものに変貌していますし、今年話題のスタックアンドティルトではテークバックで右脚を伸ばし、インパクトからフォローでは左脚を伸ばすと明確に述べています。私が資格を持つ The Golfing Machine の影響を強く受けている、マイクベネットとアンディープラマーの2人が教えるスタックアンドティルトの理論を初めて世に出した2008年のDVDや本では、The Golfing Machine の用語を多く使っていることを後にTGMを勉強して知り衝撃を受けたものでした。


ともあれ、下半身の動きを現代流に変更しようとして実験を続け、若干の糸口だけ掴みましたが、例のモグラ叩きで、他の事が疎かになっています(笑)




スタックアンドティルト風味を加えて脚を伸ばすことを主眼にトライした動画です。

フィニッシュも少しチャーリーっぽいかしら?????




PS 因みに本日は私の59歳の誕生日。還暦リーチがかかりました。
ますます頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。



2012年7月19日木曜日

新しいルーティーンを



GolfTec TOMクンに随分前に教わったストレッチポールを使ったストレッチにヒントを得たプレショットルーティーンがマイブームになっています。

ポイントは左グリップを飛球線と平行に動かすことかな。

肩が丸まらずに動きますので背中のプリントがキレイに見えているのが分かります。

次に普通にアドレスしてトップでストップします。




ほぼ同じ形に収まっていると思います。若干両肩が丸まっているかも知れませんが、誤差の範囲かと思います。


この後に実際にボールを打った時は・・・・・





慣性が働いていて、深く入っています。その分、これまでよりは良いと思いますが、少し緩んでいるかも知れません。

まだまだ修行が足りませんね・・・・・。


では一連の動きを動画で。




コースで毎回このルーティーンは出来ませんが、時間を見つけて常に同じ動きが出来るようになりたいものです。


2012年7月18日水曜日

誤爆の決着は・・・・



YAMAHAの4番アイアンは完全なる誤爆であった為に、その決着をこういう形でつけました。

シルバーのシャフトカラーに薄いグレーの IOMIC グリップはなかなかお洒落でしょう?帰国1年半でニッポンのゴルファーになって行く自分を感じています・・・・・。

なんちゃって工房も休業状態で、こんなグリップ交換もお店に任せてしまう怠惰な私です・・・・。

で、このクラブはハードスペックな ALDILA Voodoo SVS8  が挿してある、US版のテーラーメードはカチャカチャ RESCUE です。



どうも、打感が3番と4番でかなり違うような・・・・・・。気のせい?????



2012年7月16日月曜日

Back to GolfTec (Thank You TOM!!)




実はもう何年も前に GolfTec で TOM君に教わったストレッチ。

どうもこれが私のスィングの大きなスイッチになっている筈と再認識をしました。このテークバックの初動があれば肩を縦に動かすことが出来ると思われるのです。

それで、昨夜自宅近くのホーム練習場に行って来ました。



クラブをストレッチポールに見立ててアドレスでクラブの両端を持って、このようにプレーンを意識しながらストレッチを兼ねてプレショットルーティーンを行います。この状態で実は左わき腹にかなりの捻じれの意識を感じます。

特に左のグリップを飛球線と平行に動かす意識を強くする必要があります。

このセンセーションを忘れないようにしてスィングすることを繰り返し練習しました。



自動的にハーフウェイバックでのポジションが決まってきます。




トップも徒に大きくなることもなく、また極端に締め上げることもなく、ナチュラルに決まってくるようです。



ダウンも左に突っ込む傾向が減少し、右脚が落ち着いているようにも見えます。




今日は猛暑日???


2012年7月10日火曜日

誤爆・・・・・




Taylormade Rescue TP 2009 の19度を使用するとなると、4番相当をどうするかがポイントになり、お馴染みのお店をぶらついていると目に付いたのがこれ!!

ほぼ新品(多分新品)が破格値で売っていました。一応、鍛造と書いてあるし、見た目は麗しいし、トライアルと言うことで持って帰りました。

普通の4番アイアンではなくて、かなりハイテクな部分があるようです。






真後ろから見るとよくわかりませんが、斜め上から見るとごらんの通りの深いキャビティー!!

そしてちょっと気になるマレージングフェースの文字。

これが、美人に騙された大誤爆でした。。。。  orz..........


マレージングフェースなんつうものはコキン・カキンしていて何だか分かりません。そして、最大の問題は私には打てない(忘れていた・・・・)シャフトが入っていたのです。

このシャフト、日本のアイアンの標準スチールシャフトみたいになっていますが、ともかく私にはこのビィヨ~~~~ンと言う感じがどうにもこうにも馴染みません。昔、失敗経験があるのにも関わらずアルツなのかまたやらかしてしまいました。

こんなもの、試打室で1発打てば分かるのにねぇ。。。。。

ともかく、このアイアン、多分普通に考えると打ちやすい、ボールが上がりやすい、扱いやすいアイアンだと思いますが、私には全然合いませんので、お店にお戻り頂くことに致しました。

バカな私でございます。。。


2012年7月9日月曜日

流れから言って・・・・・



日本のゴルファーには見慣れないシャフトだと思いますね(笑)

NY駐在最後の頃に購入したテーラーの Rescue TP に装着されているアルディラのシャフトです。カタログによると重量は84gでトルクは何と1.6!!と言うハードなシャフトです。

当初は 「こんなもん使えるか!!」 と屋根裏部屋行きだったのですが、最近のシャフト重量化の流れから久し振りに練習場で打ってみたらこれが良いのですわ(笑)



どうも、この TP マークにはそそられるものがあるのですね(笑)



R9の時代のクラブなので、カチャカチャFCTもついていますが、使ったことないな。。。

試打を繰り返すと、従来使っている2代目の Rescue よりもボールが上がって強く行きます。




これまで使っていた初代のレスキューです。サンディエゴの師匠が使っていたこともあって、真似っこして買ったクラブで気に入って使っていました。今回はセット全体の流れから少し外れているので、休養を申し付けます(笑)


この新レスキュー、3番しか持っていないので、4番が困った・・・・・。アイアンは5番からしか無いし・・・・・。



2012年7月8日日曜日

3W変更です



約1年間、ブリジストンの2010年モデル、ツアーステージGR with Fubuki α AX60を使ってそれなりの結果は出ていたのですが、キン!と言う軽い感じの打音と打感、そして薄べったくて上から見るとやたらデカク見えることなどが気になってました。一番の問題はシャフトがパキパキで粘りが感じられず軽い感じ(そりゃ重量が軽いのですから・・・)。

そこへ持ってきてドライバーの重量化が進行するので、このままでは3Wの方が軽いという状況になってしまうので、中古店を物色していたら出てきました!!



石川遼が使ってから人気爆発の Tour AD シリーズ。オレンジのDIよりも粘り・しなりのある、赤のDJの70g台シャフトのSがついた3W。



ホーゼルはカチャカチャです(笑)。別にそこを気にいった訳ではありませんが・・・・。

GRに比べると、これは5Wでしょ!ってくらい小さめなヘッドは




ナイキのヴィクトリーレッド VR Pro のロフト15度の3Wです。
試打室での最初の一発が凄く良い感じだったので、即決!!下取りクラブもそれなりの年式だったこともあって、極めてリーズナブルなお値段だったことも後押し。

練習場で慣らし運転をしていますが、球離れのタイミングが私の好きな感じです。どちらかと言うと前へ前へ行く感じなので3Wに求める機能としてはOKです。

1世代前のクラブではありますが、私は全然気にしません。5Wはボールが上がってコントロールが効くイメージが湧く R9-TP を使い続けるつもりです。



2012年7月7日土曜日

七夕記念の開眼



テークバックで少しの変化を与えました。

それは 「左膝」 です。

そのお陰でトップの落ち着きが出てきました。嬉しい変化です。
このスィッチが押せたことで、ダウン・インパクト・フォロー と自然発生的に連鎖が起こりました。やはりゴルフ、と言うかゴルフスィングは面白いものです。


ゴルフスィングの物理学は、作用・反作用をメインに、逆の動きが出ることを理解して、コントロールしていくところが多くあると思います。例えば、曲げないと伸ばせない、外さないとはまらない、みたいな・・・・・・



よくゴルフ雑誌のレッスン記事なんかで、両肩・腰・両膝は高さを変えないで水平に回転させる、みたいなことが書いてあったりします。特に私の年代は橘田規プロの水平打法(これは高松志門プロにも継承されている部分もありますが)が影響を与えていますので、テークバックで左サイドを下げる動きを阻害しています。

ゴルフのスィングはこの写真にもあるとおりアドレスで右手を下にグリップすることに起因して右サイドが低く左サイドが高い状態にあるのです。このポジションから水平に回転させると、トップで顎は左肩に埋まってしまいます。この現象は中村寅吉プロ、樋口久子プロ、安田春雄プロなどの往年の日本を代表するプロ達に見られますし、最近でも左肩口のシャツに口紅やファンデーションがべったり付いてしまう女子プロも多いですね。



これが私の頑固は悪いクセとして有名(笑)です・・・・・。

勿論、先に挙げた日本のプロ達は全員天才ですから、トップからインパクトまでで修正を加えて素晴らしいボールを打つことは言うまでもありませんが、凡人のアマチュアは可能な限り修正をしておいたほうが良いことに間違いはありません。

一番上のトップの写真とは随分違いますよね。さて、ではどこが違うか???最も顕著であり、自分の意識で変えやすいのは私の場合は左膝の高さです。

白シャツのトップは両膝の高さがほぼアドレスと変わっていません。ところが、デーハーな黒Tシャツのスィングは大きく左膝が下がっていますよね。極端な言い方をすれば、左膝を前に出して太ももと脛の角度を鋭角にしていく動きをしています。これによって、左サイドが下がり(縮み)、左肩も下がりますから顎とのセパレーションが適切に保たれています。



あえて始動で曲げて行った左膝がダウンから伸びてくる動きにより、インパクトとそれ以降の左サイドがシッカリとしてきています。

さて、では動画で検証しましょう。




良い週末を!!


2012年7月6日金曜日

重量化への道(??)



アメリカ滞在中の40歳後半からずっとドライバーのシャフト重量は60g台ばかり使ってきていました。寄る年波、アラカンリーチを前にこのところ軽量化への道を探ってきたのですが、どうも今一つピンと来るものがありませんでした。

確かにこのところ使用していたキャロウェイ・レーザーホークのメーカー純正シャフト55Sは軽くて柔らかく、それなりに早く振ることは出来るのですが、ややもすると置きに行ってしまう悪い癖が出てしまいます。それに、計測してもヘッドスピードは大きく上がらないし・・・・・・

ならば、シッカリ振ることをキッチリ行い、同じようなヘッドスピードでもボールにパワーが伝わることを目指し、逆転の発想で重量化へと向かいました。

往年の名シャフト、フジクラさんの金バックス 7X07 の Stiff フレックス。ヘッドのボアが350なので先が更にシッカリ感を持つ350Tシャフトが純正で刺さったこのクラブです。



確か2007年のモデルかな?5年ほど古い機種ですけど、そんなことを気にする私ではありません(笑)。460ccながらディープバック設計なので上から見ると巨大ヘッドに見えないところも私好み。




中古の大安売りでC万を切っていたので値段的にもOK。
ただ、グリップはオリジナルのSRIXONマークの入ったツアーベルベットがちょっとテカッて来ていてので、清水の舞台から飛び降りて、私としては初の IOMIC を装着しました。



今朝の朝練では低スピンの良いボールが連発していましたので、楽しみになって来ました。これに合わせて3Wも実は・・・・・・・・(笑)