2014年6月18日水曜日

椅子に座ってボールを打てば(その1)



日本では横峯さくらプロが椅子に座ってショットをする練習方法を取り入れていることで有名ですが、Youtube で探してみても海外のレッスンには椅子に座ったままショットをするドリルは殆どみかけません。前回ご紹介した膝立ちでのショットも、欧米では余り取り上げられていませんので、へそ曲がりの私としてはそれならばやってみようと(笑)

椅子に座ったまま打ってみると分かるのは、膝立ちならば、太ももの動きをスィングで使えるので180ヤードくらいのキャリーが出ましたが、椅子だとヒップターンがもっともっと制限されるので、せいぜい140ヤードくらいしか飛ばないのですね。




トップはこのサイズが限度で、還暦の私は肩も30度くらいしか回ってないようです。あ、モチロンですが、さくらチャンみたいに腕を上に振り上げてボディーとのコネクションを外せばもっと動くのでしょうが、ゴルフィングマシーンの私としてはこれが一杯です。

では、この小さなトップからどうやって安定してボールを打つか?実はそこに、切り返しを上手にすることの必要性が極めて重要になってくるのですね。





この写真が上のトップから切り返したところになります。手の位置や右肘の位置がほんのすこし下がっていますが、一番大きく動いているのがクラブヘッドであることが見えると思います。 Face On のこのポジションからはわかりにくいかも知れませんが、真下に下がっていると言うよりは身体から遠くへ、回りながら下がっています。インサイドからアタックする準備段階とも言えます。

パラパラ漫画でみるとこんな感じです。




逆説的に言えば、他が動けないからクラブヘッドだけが動けるのです。


これが、切り返しマスターへのブレークスルーになるゴルファーもいらっしゃると思います。






今回の記事はハイブリッドの3番を使用した動画でした。ドライバーの動画は明日にでも、その2でご紹介します。





2014年6月16日月曜日

膝立ちスィングで動きを修正



この膝立ちスィングで腕の振り・ローテーションを身につけると言うインストラクターの方もいらっしゃるようですが、私の場合は軸ブレの無い捻転と身体のこなしを中心に考えています。

ティーアップは少し高めにしておいて、ドライバーを短く持って膝で立つだけです。周囲に大勢のゴルファーが居たら恥ずかしいかも知れませんが、まあ早朝練習なら大丈夫です(笑)




このスィングで大体キャリーで180ヤードくらいは飛んでいましたから膝から上の捻転だけで、そのくらいは飛ぶと言うことでしょう。軸の感覚が研ぎ澄まされるので、もう少し頻繁にやっておくべきドリルかも知れません。




トップまでの動きに改善が見られます。逆にフォローサイドでは右の背筋を痛めた影響もあるし、もともと身体の柔軟性がその動きをスムースに出来ないようなので、もっとストレッチに精を出す必要がありそうです。


皆さんもやってみると新しい発見がありますよ。








2014年6月12日木曜日

ペットボトル1本で♪



一本のペットボトルだけでスィングをブラッシュアップする方法をご紹介しましょう。

私の世代のニッポンのゴルファーは 「ニーアクション」 と言う呪文に束縛されている人が多いように思います。かく言う私もその一人。当時の憧れのプロ達は、陳清波プロであり、安田春雄プロであり、その後アメリカで大活躍した岡本綾子プロですが、一様に彼らは左の膝は伸ばさない、と言うのがスィングのポイントの一つだったように思います。




柔らかく使った左膝は左足よりも飛球線方向に出ており、右膝がこれにくっついて行くのが良しとされました。

時代が流れ道具が進歩する中で、今のプロ達は左膝は伸ばすものとしており、インストラクター達はそのように教えています。




何とも昭和の面影の残るスィングですね(笑)
これを近代スィングに変えていくのに有効なのが一本のボトルなのです。


やり方は至極簡単。ペットボトルを一本左足のすぐ外側に置く。これだけです。
ボトルが有るという意識だけがスィングを微妙に変えてくれるのです。




もう一つ小道具を追加するとすれば、固めのスポンジかな?
バーチャルでも構いませんが、左足踵の下に水を含んだスポンジを踏んでいると思ってフォローで水を染み出させるように踵で地球をプレスするイメージでしょう。

解説動画を作りましたので御覧ください。






参考になれば幸いです。






2014年6月11日水曜日

明治の大砲も悪くない???



日本では悪い打ち方の代表例として度々言われるのが 「明治の大砲」 即ち 「打つと後ろに下がる」 明治時代の大砲の様な打ち方で体重が乗っていないとされています。

ところが最近、私はある一定の条件さえ満たせば上の写真の様にフォローの後半で後ろに下がってフィニッシュが決まらない打ち方もアリなのでは?と思っています。

実際、この時にショットは物凄い、と言っても私のことですから大したことはありませんが・・・・(笑)、飛距離を記録しています。フィニッシュなんかは、




これですものね(爆)。サムライが刀を持っている風情に近いものがあります。

でも・・・・・・・





インパクトからフォローのビジネスゾーンの出口まではごくごく普通のパワフルなショットと何ら変わりがありません。下の写真のポジションからフィニッシュまで、ヘッドを出来るだけ加速しようと思うと、美しいフィニッシュは邪魔物でしか無いかも知れないと言うのが仮説です。もしかしたら、S◯A△細胞よりも再現性が高いかもです。


そのあたりをYoutube動画に致しましたのでジックリとご覧下さい。

身体が柔軟な若い時代が遠い昔になってしまったア・ナ・タ、やってみても損はないかも知れませんよ。








一応、劇薬指定にしておきますので、自己責任で実行して下さい。





2014年6月4日水曜日

更にメトロノーム



メトロノーム・トレーニングで良い感触を得たので、更に進化させるべく今朝もメトロノームを持ってお稽古に。ビートはスピード感をつける為と、無駄を省く為に早めの80BPMにセット。

周囲に人が居なかったこともあり、ずっと鳴らしっぱなしにしてひたすらボールを打ちました。ウェッジからドライバーまで、どのクラブでも同じテンポで打つことでスィングの安定性を高めようという狙いです。

ウェッジ・7番アイアン・5番アイアン・5番ウッド・ドライバーを打った動画をまとめましたので御覧ください。余り音は大きくありませんが、うっすらとメトロノームのビープ音が聞こえると思います。基本的には同じテンポで打っていることが分かると思います。(ちょっと5番ウッドのスィングがパワフルに早かったかな(笑))






トライアルラウンドの時もメトロノーム持って行ってしまおうかと真剣に悩んでいます。(笑)






2014年6月3日火曜日

メトロノーム de スィング



この青いハコ、メトロノームなんです。私もミュージシャンの端くれをやっているので必需品なのですが、今回はゴルフのリズム感・テンポ感を身につける為に応用してみました。




液晶パネルの右下に65と出ていますが、これがテンポ表示です。音楽だと極めてスローなバラードなのですが、ゴルフだとテークバックのスタートからインパクトを想定するので、これでも結構速いんですね。でも、一説にはプロの平均的なテンポは80程度だそうです。


一般のアマチュアがゴルフを始めると、大体厳禁事項として 「スィングが速い」 「ヘッドアップ」 みたいなことを先輩から言われるし、宮里藍プロが大活躍してから特に宮里家のユックリズムがアマチュアのお手本のように言われてきたので、練習場に行くと、大体ユックリとテークバックして、トップからいきなりスピードアップしようとして背負投になるアマチュアが多く見られます。

80BPMで振るのは極めて筋力を必要とするのですが、「遊び」が無くなるので私としては眼から鱗が何枚か落ちました。






結構悩んでいたインパクトからの左脚の無理ない伸びが実現されたのです♪♪♪

音を出しながら見ないと分かり難いとは思いますが、動画を作成したのでご覧ください。





最初は自分で出来るスピードでやってみて、徐々に早くして行きながらナイスショットの確率の高いビートを決めて行くのが良いと思います。

あ、やっぱりイヤフォンが使えるタイプのものを選ばないと混んだ練習場では怒られるかもです。