2011年6月19日日曜日

佐山雅弘&レッドゾーン Live at GIRL TALK Mito



日本ジャズ界のピアノの巨匠、佐山雅弘さんと若手メンバーで構成されたレッドゾーンというバンドのライブが水戸のライブハウス GIRL TALK でありました。

私が佐山さんのピアノと出会ったのは確か1986年、ジャカルタ在住中に Play Me a Little Music というアルバムを購入してノックアウトされたのです。それまでは日本のジャズピアニストで好きだったのは山本剛さん、今田勝さんなどでしたが、そこに佐山雅弘という名前が完全に割って入りました。クラシックから4ビート、更にはもっとモダンな方向性をポンタさんと作っていったり、それでもスタンダードが大好きな立ち位置であるとご本人も言っているようにバーサタイルな才能の持ち主です。

この日はレッドゾーンと名乗る若手メンバーとオリジナルを演る企画、若々しい演奏となりました。



あえて白黒で加工した写真ですが、ジャズ演奏の写真って白黒も良いものですよね。

佐山さんを除いてほかのメンバーは30歳台前半。ジャズのハードバップ以外の8ビート、16ビートもお手のもの。ギターの馬場さんはギブソンES175風のフルアコを使いますが、エフェクターもふんだんに使ってカラフルな味付け、ベースの中林さんは当然エレベも出来るようですが佐山さんはアコースティックでややこしいことを強いている(?)ようですが凄くジャズっぽいデッドな音で素敵。もう一人のメンバー、ドラムスのユッキーは沖縄出身のポンタ信奉者。ポンタの叩くドラムスなら全部出来る(佐山さん談)貴重な若手。

MCで笑わせるのが大得意な佐山さんのライブはとても楽しい!!Play Me からの Love Goes Marching On もこのグループのレパートリーとしてやってくれました。



TODOSと言えば、とっても美味しいスペイン産のハウスワインを頂きながらご機嫌で身体を揺すってました。

こういうこじんまりとしたライブハウス、特に楽屋の無いハコでは、ミュージシャンを囲んでの歓談が出来るのも嬉しいオマケ。演奏終了後のアフターがこれまた楽しみなのですね♪

タイミングを見て佐山さんの隣の席にすすっと移動して、ジャズ談義を。その中で持参したCDにサインを頂戴しました。




これが先にご紹介したTODOSのフェイバリット・アルバム。既に廃盤になっているので、今は中古でしか入手不能のようで、アマゾンで見たら10,000円近い価格が付いていました。プレミアム品ですね。それに佐山さんのサインが入っているのですから、更に貴重度が増しました。

そして話題は、このアルバムに収録されている佐山さんのオリジナル、「Mind Talk」 というバラード。以前、六本木のお店で一度リクエストさせて頂いたのですが、残念ながら聴けなかったんですよ、とおねだりしたら、「じゃ、今演りいましょう!!」 とのお言葉。メモ用紙にササッとコードを書いてベースの中林さんに渡し、こんな感じのこんな曲だから、との一言だけで、いきなりの演奏。



残っていたほかのお客さんに別にアナウンスする訳でもなく突然始まった演奏に真剣に耳を傾けていたのはTODOSと、お店のマスターたち(笑)。最初のワンコーラスは曲を全く聞いたことがないベースの中林さんとしてはローポジションで探り探りながらリズムをキッチリと刻んできましたが、1ターンしたらもう自分のモノにしたように自由自在に佐山さんとの丁々発止のやり取り。短い演奏でしたけど素晴らしいものでした。

そして、演奏後に 「この素晴らしい曲に歌詞を付けて歌いたいなぁ」 とTODOSが言ったら、 「是非やってよ!!」 と手描きの譜面をその場で書いてくれました♪♪



五線譜に書いたのではなく、まずは白紙に五線を書いてからの完全手作り。これはTODOS家の家宝になる譜面です。

何とか歌詞を作って11月に間に合わそうと思います。

そして・・・・・




TODOS sings The Nearness of You with Masahiro Sayama .

こんな凄いことが実現してしまう。ジャズって素晴らしいです♪♪

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