2006年1月25日水曜日

秘伝・高橋竜彦




久し振りにゴルフ技術論(と言っても怪我して数日間の和み系記事特集があっただけですが)。
TODOSの好きな「秘伝プロの技」で高橋竜彦プロ&堀尾研二コーチ編より、プレーンについて。


これは実際のスィング時点ではなくて、高橋プロのワッグルの頂点。彼のスィングをノーマルスピードで見ていると、力強いが流麗なスィングで余りユニークなところは感じませんでした。ところが、秘伝でジックリと見ているとかなりグリップ位置とクラブヘッド位置について慎重にバックスィングを開始していることが分かったのです。その特徴をあらわすのがこのワッグルでした。



そしてこれがバックスィングの腕9時ポジション。ワッグルでイメージした通りにテークバックを行っていますのでかなりこの位置でシャフトプレーンは立っています。ほぼ地面に垂直に近いですよね。



次がダウンスィングの腕9時ポジション、いわゆるハーフウェイダウンですね。どうですか?このシャフトプレーン!!見事に右肩口に入ってきています。ここでアドレスのシャフトプレーンとピタッと合ってきているのです。そしてもう一つ注目しなければならないのは、シッティング・ダウンの身体のポジションですね。頭の位置が下がっています。ここで更に深く深く溜めていますが、正面の写真で確認すると一切飛球線方向への突っ込みはありませんでした。



このインパクトでのプレーンと一つ前のプレーンの揃い方は見事ですね。

全体で見てパワーのあるドローを打つスィングだと思います。非常にシャフトを上手に使うプロですね。今はフェードも自在に打てるとのことなのでショットメーカーとしては日本でも有数ではないかと思います。ご本人も番組中言っていましたが、アプローチとパットが平均以下なので何とか上達したいとのことです。謙虚で好感の持てるプロです。

最後に彼が力説していたのは

「メンタルが大切だとか言いますが、やはり技術が大切。自分は技術を磨きます」

と言う趣旨のことでした。真面目なスィング探求者です。

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