2006年1月30日月曜日

パワーターン by 増田哲仁




ちょっと古い本ですが、2年ほど前の増田哲仁プロのムック本です。今回のサンノゼベイエリア出張に持って行って空港での待ち時間やホテルで読んでいました。作画は残念ながら我らGDOブロガー仲間の Eliot さんになる前みたいですね。

全体としては、今の460ccドライバーの前の時代なので、若干の時代の差は感じる部分もあるのですが、TODOSとして、この中で気になったのが「パワーターン」!!

増田プロはパワーターンのコンセプトを3つの段階で説明しています。

1.トップでは身体は前に倒れ、それとバランスを取るようにグリップを高く引き上げてマキシマムな捻転を作る。

2.我慢が出来ないところまで来たら、身体を飛球線方向に倒れこむ。

3.と同時に身体の向きを入れ替える。

今、TODOSが実現しようとしているスィングとは2つの部分でコンフリクトが発生します。

1.フラットなトップを作るのに「グリップを高く引き上げる」と言うアップライトなコンセプトが見えます。しかし、これはトップにおける両肩の角度が前に倒れ込むイメージにより左肩が右肩より低くなると、「高く引き上げる」は「背中側に身体から離す」と同じになることで解決がつきます。

2.飛球線に倒れ込む、と言う部分も、「見たままで振る」と言うポイントと相反します。しかし、これも増田プロの言いたいところはキッカケを作るのは頭、と言う意味で捉えると、そうは問題ないかも知れません。

さて、TODOSが一番このパワーターンで気になるのが1番の前に倒れるつまり

左肩が右肩より低くなる = 前傾のスパインアングルに対して肩を回す

ことなのです。

どうも我々の昔の時代は橘田規プロの水平打法、佐藤精一プロ、林由郎プロなどを見ていて、もっと言えば樋口久子プロもそうなのですが、肩を地面と水平に回すイメージが強く残っています。安田春雄プロに憧れたのも、トップで顎が左肩に埋まってしまう、福島晃子プロ風な部分の影響が残っています。

肩が地面と水平になる動きは、スパインアングルを崩し、パワーが逃げ、トップでのシャフトがレイドオフにならずにクロスになり勝ちになる動きを生むと思います。そこからの切り返しがTODOSを含む下手なアマチュアは上手く行かず突っ込んだり、アウトから入ったりするのではないかと思っていました。

トップで前に倒れるイメージを強めるとどうなるか?やってみると、トップで右太ももに体重が乗ってきます。そして右股関節に強く捻転を感じるようになります。鏡で後方から見ると左脇腹と左腿で作る角度がトップで90度に近くなります。

そして、顎と左肩が離れ気味になるのですね。

TODOSにとっては非常に考えさせられるポイントです。暫く、このパワーターンを考えて取り入れられる部分を煮詰めてみようと思います。

深いですネ、ゴルフ・・・・・

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