2011年12月26日月曜日

The Snead Squat (スニード・スクワット)


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生まれながらのゴルファー「木こりのサム」さんのスィングの特徴である、日本ではシッティング・ダウンの方が有名な動きです。アメリカでは腰を落とすと言うニュアンスなのか、スクワットと言われることもあるようですね。

私がゴルフを始めた子供の頃に、ゴルフの先生であった祖父は陳清波プロのモダンゴルフを教科書に私にゴルフを教えてくれたものでした。陳清波プロと言うと 「ダウンブロー」 で有名ですが、シッティングダウンについても語っていたと記憶しています。切り返しでのシッティングダウンが無いと本当のダウンブローにならないものと教わったと思います。

最近のスィングプレーン中心のゴルフ理論では余りこの シッティングダウン やら スクワット は語られていないように思いますが、違うかな???切り返しの動きで語られるのは

1.腕を落とす (これって日本的だなぁ・・・)
2.左肩を開かない
3.下半身主導
4.バンプ (当時タイガーの先生だったブッチが良く言っていたね)

下半身について具体的に語られたのは バンプ ばかりのような気がします。これって分かりにくいけどターンさせる前に先ずは左に(右利きの場合)5-10センチ横移動・スライドさせるべし、っていうのがブッチの教えだったと思います。

私としては、今みんなから忘れられているシッティングダウンを蘇らせることが大切だと考えています。上のイラストで1から2への動きですね。

ここで誤解されるといけないのですが、一時ジム・マクリーンがスクワットの動きの中で左ひざが飛球線方向にグッと動く部分を注目して解説していたことがあり、こっちに力点が置かれることがあるのですが、私としてはあくまで 「お尻を下ろす」 シッティングダウン が重要と考えています。まあ、世界のティーチングプロに対抗しようとは思いませんが(笑)、あくまで私見です。





サムのイラストの 1 から 2 は、私の静止画の3つの真ん中の部分が省略されていると解釈できると思っています。つまり、いきなり左の膝がセパレートしてくるのでは無くて、一瞬であっても 「その場でお尻を下ろす」 動きが入ることが大切でしょう。



シッティングダウンだけを考えると、先に述べた4つの切り返しの動きは概ね自然に満たされると思うのですが・・・・・

(私だけの妄想かなぁ?????)

5 件のコメント:

Hiro-NY さんのコメント...

この動きが、一番の基本だと思います。
この連動画像いい感じですね。
私はこの際に、じょうはんしんの左を特にゆるゆるにして、まだ右に移動中に下半身と右手でダウンに入れるようになり、上半身と下半身がセパレートに動く要領を手に入れました。自然とダウンコックが大きくなり、ボールも安定した飛びにかわりました。

yspw さんのコメント...

例によってよく分かっていないのですけれども(^^;、「バンプ」と言うからには一旦沈む動きがあってそこから上がるってことかなって感じします。

TODOS さんのコメント...

Hiro-NYさん、そうですね、どっちのサイドでダウンに入るかは別にして、シッティングダウンはトップ寸前に入るのが更なるタメを生むのですが、ここでは第一段階を説明しています。
それでもパラパラ動画ではダウンでタメが深くなるイメージが出ていると思いますよ。

yspzさん、辞書で調べてみました。①~にドンとぶつける、の他に③上下に揺する、というのがありますね。博学であり現場感覚の強いyspzさんは沈んでそこからジャンプアップするというニュアンスなんだなぁと思いました。
ブッチハーモンの説明はダウンの最初の動きとして左(飛球線方向)に5-10センチ腰がスライドし、ドシンと左足外側から垂直に上がる線にぶつける、と言っていたようです。キャディーバッグを左足(シューズ)外側に置いて、ドンとぶつけるドリルを推奨していたと記憶します。

Fat Golfer Kevin さんのコメント...

世界で一番自然で美しいといわれたsmashing Samのスウィングですね。師匠のコマ送りを見ていて思ったのですが、さすがにここまで頭の位置は下がらんのではと思います。Tiger Woodsの昔のスウィングで偶にテレビなどで批判される部分かなと勝手に思ったりします。でも、考えていることは一緒ですよね。日本レッスン的にいうと、切り替えしでの左への体重移動の始動を何にするか、といったところかなと思います。

TODOS さんのコメント...

kevinさん、このコマ送りは実際のスィングではなく、分かりやすいようにデフォルメして撮影したのです。つまりレッスン用教材写真と理解下さい。

タイガーの沈み込みがシッティングダウンに起因するものなのか、スパインアングルの変化(前傾が深くなる)による上半身に起因するものなのかは私ももう少し研究してみますね。

上体が突っ込んじゃいけないことは間違い無いですよね。

ゴルフは人それぞれにスィッチの在り処が違うので、それをいかに素早く見極めて助言するかがインストラクターの実力なんだと思います。

暮れも押し詰まりました。
良い2012年をお迎え下さい。