2011年2月、9年半滞在したNYから日本に戻り新たな一歩を踏み出しました。ゴルフのスィングのみならず、Jazzのスィングも探求の旅路に出ております。旧ブログもご覧下さい。(http://blog.golfdigest.co.jp/user/teamtodos)
2012年1月16日月曜日
1939年て73年前の・・・・・
TRANSCRIPTIONS 、日本語で言えば 「複写」 とでも言いますか、最近こんなシリーズのCDを見かけるようになりました。だいたいが古い古い録音の音源を蘇らせたもので、録音音質も悪いためかそれなりの価格で売られているようですが、今までは入手できなかった音源が手に入るのでなかなか面白いものです。
その中でも、こいつは 「春から縁起が良いわい!!」 ってCDに遭遇しました。
ナットキングコールと言えば、深く・甘いボイスで奥様方を魅了する、って感じに受け取られていますが、それもポピュラー歌手として、ストリングスをバックに歌う後期(高齢者じゃないけど・・・)のナットキングコール様。
若いころはピアノの名手で、この写真にあるようにギター・ベースとのドラムレストリオのフォーマットで大活躍したジャズピアニストでちょびっと歌う人だったのですね。
その後の面白いエピソードとして、同じくピアニストで唄の上手いオスカー・ピーターソンが出てきたときに、マーケットを食い合わない様に、ナットは唄、オスカーはピアノで行くように紳士協定をしたということです。
さて、このCDですが、多分Vol.1からVol.6くらいまでが発売されているようで、ジャケット写真は同じです。もしかするとボックスモノのセットが最初なのかも知れません。その中の3枚目、Vol.3 が凄いことになっている訳です!!
このCDには1939年の録音の演奏が19曲収納されています。モノの本によれば、LPレコードは1948年6月21日にコロンビアレコードが発売したのが最初だそうですから、この19曲は当時はSP盤で売られていたのかしらねぇ。30センチのSPには片面5分ほどしか入らなかったでしょうから、この音源を入手するのは大変なことだったのだと思いますよ。それがCD1枚、1000円少しで買えてしまうのは凄いことなのですね♪もっと大切にしたいものです。
さて、このCDの特徴を幾つか挙げてみましょう。
① Pauline & Her Perils と言うボーカルコーラスグループがフロントで歌っている曲が7曲入っている。
② ナットキングコールトリオもコーラスグループ張りに歌っている(ように感じます)
③ ナットが 「セレステ」 (← クリック) と言う楽器を弾いているところがある。バイブラフォーンのような、エレピのような音が聴こえてなんだろうと思いました。
④ 1939年の録音なのに音質が良い♪
ともあれ、びっくりの一枚です。このポーリーン&ペリルズというグループのコーラスの実力は目の玉が飛び出るくらい凄いです。
なので、ボーカル好き・コーラス好きな方には超・超・超お勧めの一枚です!!
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3 件のコメント:
すごいですねー。
ほぼ同年齢の私の劣化のほうが激しいかも。
え!! zさん、そんな先輩でいらっしゃっとは存じませんでした。これまでの数々の無礼をお許し下さい。
すみません、寝ぼけてました。
そんなの先輩じゃないですね。(^-^);
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