2012年4月10日火曜日

佐伯三貴のアイアンショット



この週末のスタジオアリスで見事逆転優勝した佐伯三貴プロの18番2打目7番アイアンのショットです。テレビの前にカメラを置いての撮影なので余りきれいには撮れていませんが、エッセンスを勉強するには十分と思います。

昨日の記事では Youtube で拾った後方からの動画をアップし、サンディエゴの名手からも賞賛のコメントがありましたので、今度は正面からの観察です。どうですか、このインパクト。腰が引け気味にも見えますが、その場回転をかなり意識したスィングかと思います。それにしても左腕とシャフトの一直線になり、右サイドの押し込みをストレートな左サイドで押さえ込んだ凄いインパクトだと思います。



テレビ解説の牧野プロも言っていますが、トップで作られたクラブと腕の角度が変わらずに下りてくるのが素晴らしいです。このシャフトが地面と平行のポジションでも角度は変わっていません。そして、注目すべきはグリップの位置ですが、もう既に右足をはるかに越えてボールの真上に近付いてきています。そして、低い!!!!



トップからの動きをご覧下さい。グリップ(手)が右肩の真下に来た時にまだヘッドは相当上に位置しています。ここの2枚目の左腰がいわゆるバンプするカタチではなく、その場回転して後ろに引くカタチになっているのが少し特徴的な動きなのでしょうね。



 ビジネスゾーンの始まりで既にグリップがボールの位置に近付いていますから、そこからのグリップの左への動きは非常に少ない中で大きくクラブヘッドが動いてきます。これは腕力ではないですね。彼女は華奢な方では無いですけれど、一般男性よりも筋力は弱い筈。身体のこなしかたの技術がなせる技だと考えます。



到底そのまま真似することは不可能ですが、ラグをキープすること、そして手を低いポジションに下ろすこと、は常に意識したいと思っています。





4 件のコメント:

モンキーパンチⅢ世 さんのコメント...

男子の飛ばし屋だともう少し腰の抜きが強いですからアマチュアには真似できないですが
女子ならではの関節の柔軟な使い方ですね~
ユックリ上げてシッカリ溜めてるローテーションはさすがですね

Hiro-NY さんのコメント...

先週はた私もTodosブログを読んでるのでこのポイントに気が付き¥コックを開かずにつっこんでいく練習をしたところでした。おかげさまで楽にボールがつかまるようになりました。

サンディエガン (Masao Sugimoto) さんのコメント...

んー、ラグは素晴らしいですが左腰の引けが好きになれないです。腰のバンプがあればもっと飛んで曲がらなくできると思います。これだとタイミングが狂ったときフリップになりやすい。ウチの長男も同じ傾向なので余計に気になります。

TODOS さんのコメント...

モンさん、女子プロ観察もなかなか楽しいですね。男子はみな天才過ぎて参考になりません。

Hiro-NYさん、ラグのキープを意識で出来るってのは天才ですよ。普通はなかなか出来ません。身体のこなしの全体像を把握する中で、スィッチが探せないとキープ出来ないのですけど。ともかく正面からのスロー動画を撮影して何度もチェックが必要ですよね。

サンディエガンさん、その洞察は当たりでしょうね。プロレベルでも難しいものです。確か彼女は江連プロのところで指導を受けているはず。江連プロはバンプ信奉者な筈なので、修正項目のなかに入っているはずなのですが、他とのバランスが取れないのかも知れませんね。