2007年6月8日金曜日

余り報道の対象ではないですが

日本の報道の問題は数日前にも火を噴きましたけど、藍ちゃんに対する報道も非常に異質なものですね。練習日、カーリー・ウェブにも、ロレーナ・オチョアにも付きっきりの報道・カメラはゼロでした。しかし、藍ちゃんの練習ラウンドには多分カメラ(超望遠付き)が7台くらい、報道陣はカメラパーソンを含めて20人近く居たんじゃないのかな?本当に藍ちゃんの一挙手一投足に対して バシャ・バシャ・バシャ って連射のシャッター音。

精神的にタフで、気にしない 「鈍感力」 がスターには必要みたいです。だって、いつもベストの微笑みや動作をしてはいられませんものね。図太くなけりゃスターはやっていられないと思いました。



この写真は10番ホールでティーオフを待つ藍ちゃん(真ん中)です。ここでスタートの遅れもあって20分くらい、ウダウダせざるを得ない状況でした。左がJJかな?フィニッシュを取っているプロは知りません。でも二人とも韓国のプロ。

この20分間、藍ちゃんは彼女たちを含め回りのキャディーやスタッフと英語を中心に、たまには アンニョン とか言いながら、全て外国語でキャッキャッとはしゃいだり、笑ったり、過ごしていました。これって、凄い事だと思いますよ。周囲には、まあ私のようなストレンジャーは置いといても、顔見知りの報道陣やスタッフは沢山居る訳です。でも、一切彼ら・彼女たちとは接触せず、外国語の中で楽しそうに過ごす藍ちゃん。色んな意味で時間はかかることはあっても必ず、この世界に溶け込んで、ブレークする日が来ることを確信したTODOSでした。

更に・・・・、実は凄いことがあったんです。多分、藍ちゃんはこの日はバックナインだけをラウンドする予定でこの2人と一緒にやることになっていたと思うんです。しかし、ラウンドの優先権は18ホールをスルーでプレーする組に与えられてます。一応、スタートタイムは取れているのだと思うのですが、9番ホールを上がってきたウエブの組も藍ちゃん達に挨拶もせずにサッサとティーオフして行きました。普通は待たされてイライラするところ、藍ちゃんは全くそんな感じを見せません。そして、やっと空きが出来てJJがティーショットをしたところに、白人の2人組が9番を上がってきて、優先権について一揉め・・・・。英語の達者なJJが対応していましたが、結局譲ることに。

その時、藍ちゃんは 「じゃ、私、行くわ」 とばかり、その白人の組に混ざってティーオフしたんです。これって・・・・・、凄い。。。。。。一切仲間を群れることを排除して一人のLPGAプレーヤーとして行動する藍ちゃん、朝5時に起きて250Km走って来た甲斐がありました♪

こんな事を見たり・感じたりすることが出来るのは、こうやって練習日という雰囲気で見に来ることが出来たからだと思います。残念ながら今日の結果はもう一つの藍ちゃんでしたけど、こういう藍ちゃんのコミットメントをもっと日本の報道陣も話題にすれば良いのに、結果とかスィングとか道具とかばっかり・・・。底が浅い・・・・・・、って言い過ぎかも知れませんけど。。。



練習ラウンド終了後、アプローチ練習しながら周囲のプロやキャディーと相変わらず英語でキャッキャッやってる、明るい藍ちゃんですよ♪



でも、キリッとする瞬間も。。。

やっぱり、プロです♪

(ちょっと、長くてゴメンナサイ)

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