2008年8月12日火曜日

壮絶な




16番グリーン手前の池に沈んだテーラーメードTPボール赤の0番。黄色いラインを数センチ越えたところにキャリー着地点のボールマークが見えてます。

結果はHI-TECシューズでメジャー2連覇を飾ったハリントンと、昨年の全英の雪辱を果たそうとするガルシアの一騎打ちとなった最終ラウンド後半は見応えのあるゲームでした。と言うか、感動モノのゲームでした♪

スペインの伊達男に対するアイルランドの農夫、というようにTODOSには見えます。しかし、この農夫が強い。インに入ると3-5メートルのパットを次々に決めてバーディーと奇跡に近いパーセーブをしてきます。パーセーブには千葉ウェッジが大活躍。数年前のフェニックスを思い出します。

伊達男も完全に一皮むけて遂に大人になったな、と思える態度で素晴らしいショットと絶妙なパット(ショートパットもね♪)を決めてきます。バーディー・イーグル発進で完全にペースを自分のモノにし、ゲームを支配していたように見えました。しかし、農夫の根性は凄い!!インに入ってバーディーを量産し、中だるみの感もありましたが15番を終わって1打差まで追い付いてきました。

16番はバンカーから若干のアンラッキーがあって距離のあるパーパットでしたがこれを沈め対するガルシアはこの池ポチャの後でドロップエリアから絶妙のアプローチでボギーとしてここでトップタイ。

17番216ヤードパー3はオナーの農夫が5番アイアンでピンを刺してきた後に、伊達男は更に凄味のある5番アイアンで内側につけ、興奮は最高潮に!しかし、先に農夫がど真ん中から決めたのに対し、伊達男は1m少しのバーディーパットを引っ掛けてホールに沈まず1打差。

18番オナーの農夫のドライバーはプッシュして全くツーオン可能性のないバンカーに、チャンスを得た伊達男でしたが、これもプッシュアウトで傾斜の強いラフ。5番ウッドのセカンドは1ヤード足りずに手前の深いバンカー。農夫はウェッジで出すだけが失敗して右のラフ。143ヤードのショットをナント7番アイアンでピン横にオン。対する伊達男はナイスバンカーで1.5m。

先に農夫がこのパットを決めて伊達男は万事休す。



最終的にヨーロッパ勢の闘いとなった90回のPGAチャンピオンシップ、ワナメーカートロフィーは農夫ハリントンの手に渡りました。しかし、両者の差は本当に髪の毛一本という感じ。と言うか、心臓に一本余計に毛の生えて根性と気合いに勝ったハリントンに分があったような気もします。

でもこちらの放送でも何度も解説者が言っていましたが、「これまでのガルシアとは違う!!」。まさにその通りだと思います。もう一歩でしょう。かならず伊達男ガルシアが花を咲かせるのは。



このタオル、来年版は2008にパドレイク・ハリントンの名前がプリントされるのでしょう。



本当に見応えのあるゲームを堪能させて頂きました♪♪♪

0 件のコメント: