大変バランスの良い、優美な7番アイアンのフィニッシュです。(笑)
通常のレッスンで目指すのはこのカタチであることに異論は無いと思います。
私もインストラクターの端くれとして、基本このフィニッシュを目指しており、ご一緒するプレーヤーからは 「スムースで力が抜けていて柔らかいスイングですね♪」とか言われることも多いです。
でも・・・・・・・。
問題は人間には飛ばしたいという欲望が強いと言うことなのですね。
「飛ばしたい」 と思った瞬間に
① どこかでチカラが入る
② バランスが崩れる
③ スピードダウンする
結局、飛距離アップするどころか飛距離ダウンしてしまうのですね。だから、チカラを入れないようにスムースにこんなフィニッシュを目指してください。って言うのは簡単ですが、それだけじゃ生徒さんが上達する訳じゃないですよね。
では、このフィニッシュはどうでしょう??
見えている背中の面積、シャフトの長さなど随分と違ってます。残念ながら 「優雅」 ではないかも知れません。(笑)
下は 「振り切った」 結果のフィニッシュであり、上は 「振り終わってから作った」 フィニッシュなのです。まあ静止画だけ見ても分かりませんよね。
シャッタータイミングが少し違いますが、上が優雅なスイングのインパクト、下が振り切ったスイングのインパクトです。それほど大きくは変わっていないと思います。(微妙に下の方がやはり被写体ブレが大きくなってますが・・・)
では、この2枚のフォローの写真はどうでしょう。カタチとしては大きく違いませんが、3つのポイントで違いが出ています。
① シャフトと腕の角度が下の方が深い。
② 被写体ブレが下の方が強い。
③ 頭のポジションが下の方が後ろ。
上が 「優雅」 で、下が 「振り切り」 であることに違いはありません。この3つの違いは振り切りの方がフォローではヘッド・グリップ共にスピードが早く、クラブヘッドと引っ張り合う頭が後ろに下がっている、ということで、柔らかに振っているか、強く振っているかの違いが出ていると考えます。
私自身の意識としては、ビジネスゾーンの出口(フォローで右腕が地面と平行になるポジション)以降のみ、強く体幹を使って振って張りのあるフィニッシュを作っているだけです。テークバックやインパクトで、大きく振ろうとか、パワーを出そうとかは思っていないのです。
これがバランスを保ったまま強く最後まで振り切るポイントだと思っています。
では動画を御覧ください。
ブルーティーからのラウンドを目指す方や、飛ばしたい意識の強い方には振り切るスイングの練習がお勧めです!!
2 件のコメント:
この音楽だとフィニッシュも優雅にとれそですね。というかとらないと、いけませんね。笑。
ナイスフィニッシュ!
木場本さん、確かに。
前半と後半でバックミュージックを変えた方が良いかもですね。(笑)
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