2011年2月、9年半滞在したNYから日本に戻り新たな一歩を踏み出しました。ゴルフのスィングのみならず、Jazzのスィングも探求の旅路に出ております。旧ブログもご覧下さい。(http://blog.golfdigest.co.jp/user/teamtodos)
2014年12月13日土曜日
セパレーション
少し前にアップした 「何もしない」 から更に一歩前進させると、 「セパレーション」 に行き着きます。そうですね、日本語で言えば 「別れる」 ということです。
テークバックでパワーが生まれるのではなく、テークバックはパワーを準備するだけであって、切り返しで準備したパワーを生むと考えています。そこで生まれたパワーをインパクトまで溜めて、リリースするのです。
切り返しでのテクニック、それがセパレーションです。
最初の写真でシャフトは地面・飛球線と共に平行なポジションにあります。テークバックでは「ハーフウェイバック」と呼ばれ、「ダウンスィング」の途中ではビジネスゾーンの入り口と呼ばれるポジションをシミュレートしています。
下半身(ヒップ・膝)は青い矢印の方向、即ち飛球線にパワーのベクトルが向いており、シャフト・ヘッドは赤い矢印の方向、つまり飛球線後方にパワーベクトルが向かっています。両方の矢印は逆方向へ別れる動きがあり、これを「セパレーション」と呼びます。
クラブ・腕を切り返しで 「何もせずに置いてきぼり」 にして、下半身を先行させてスタートさせる、というスィング理論も良く聞かれます。モチロン間違ってはいませんし、若くて身体に柔軟性があるジュニアから中年以前に方々で、それを体感出来れば問題無いのですが、中年以降になってくると置いてきぼりだけでは実はパワーベクトルが同じ方向を向いてしまいパワーが生まれない恐れが強いのです。
そこで、積極的にセパレーションを意識することをお勧めしています。
詳細は続きます・・・・・
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4 件のコメント:
先日はありがとうございました。セパレーションがどのように距離に繋がるかを明確に説明をしている方は誰もいませんし、難しそうですが、統計的には効果があるようです。今後の展開を期待しております。
ハードル上げて期待しております。笑。
教授にハードル上げられると困ります(笑)
少なくともセパレーションが上手く行けば、余計なチカラは要らなくなるんじゃないかなと思っています。
間違いなく良い動きなので、どのようにやるとやり易いか、また従属して来る弊害など知りたいです。私もちょっと試してみましたが、他に修正する場所があって、そこまで真剣にセパレーションについては追及していません。どこまで送ってもよいかという基準はTGMから取り出しましたし。自ら実験体になってやる真摯な姿勢は感服致します。期待してますよ。
どんどんハードル上げて期待しております。
力が要らないに関しては、セパレーションは大事です。TGMでなら、アキュムレーター解放のシークエンスとスペースと書いてあったような気がします。これは実際の物理的な隙間としてでなく、時間的な間、でもあるそうです。ですから、膝が先行して手、クラブが遅れてくることにより、アキュムレーターの解放が効率的に行われ、筋力をさほど使わなくても上手にエネルギーを効率よくボールに伝えることができるようです。その始動がセパレーションと解釈しています。で、これをベースにしてみると、アーノルドパーマーはすごいっす。
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