分かりますか?
次のこの写真は時間の経過ではありません。左がリストワークを一切排除しようとするテークバック初期の状態で、右側がスムースにリストワークを使い始め最初の写真の右側の状態に行こうとしている状態と思ってください。何が違うのか?
腕・手・身体のコネクションの状態が微妙に異なっています。左側よりも右側の方が身体のターンに沿って実は身体の正面のグリップがある状態のようなのです。そしてやってみるとわかるのですがレッスン13のオラサバルやブラッドのハーフウェーバックを実現しやすいのです。
最近は普通にスクウェアグリップと呼ばれるようになった昔の言い方では若干フック気味のツーナックルグリップでは必ずアドレスでは左手の甲はカップ(折れ曲がった)状態になります。しかし、考えてみてください。必ずインパクトではフラットから逆側に折れ曲がるのがプロの分解写真でも分かります。では、どこでこの変化を付けるのか?レッドベター大先生ご本人の写真などではトップまではカップ状態だし、インパクトも微妙にカップ状態を保ちながらハンドファーストになっているようい見えます。
また、他のレッスン記事(ツアーコーチも含めて)でスィング中の激写でなく、モデルになっているプロ・コーチが撮影の為に静止状態を「作って」説明している写真では、アドレス時のグリップの状態をそのままトップからインパクトまでのどの時点でも「保って」いるのに気が付きます。TODOSもリストワークを使わないのが誤差の少ないスィングをするのに必要であると思って一生懸命、フックグリップ気味に変更した1990年代からずっとアドレスでの状態を保つことを練習してきたのです!!
ではツアープロはどうなのでしょう?今、出張中で手元にはWGDの3月14日号がありますが、その最初の見開き「世界オンプレーン選手権」でのタイガーとフィルの写真。彼らもアドレスではフック気味ですが、トップではタイガーの完全に左手甲はフラットになり、フラットなままダウンからインパクトを向かえているようにTODOSには見えます。一方のフィルはトップでは若干カップ状態ですが、ダウンではフラットに、インパクト以降は逆に甲が張り出しているように見えるのです。
WGDより転載させて頂きました
これは次のページのラティーフやビジェイ、そしてセルヒオやジムも同じ傾向だと思います。
WGDより転載させて頂きました
と、言うことは・・・。ここにも意識と実態のギャップがありそうです。出張から帰ったら、多くのプロの分解写真を検証したいのですが、どうもプロの実際のスィングではそれぞれの個性でタイミングは異なるものの、アドレスでのフック気味の現代流スクェアグリップで出来ている左手甲のカップ状態はインパクトまでの間にフラットポジションになっているのでは?と言う仮説を立てています。TOM君はTODOSにそれをテークバックの初期状態で実現し、そのままインパクトまでクローズドなフェースポジションをキープすべし!!と言っているのではなかろうか?それが460cc完全対応の21世紀スィングなのでは?
劇薬的考察ですが、皆さんのご意見はいかが??
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