2011年2月、9年半滞在したNYから日本に戻り新たな一歩を踏み出しました。ゴルフのスィングのみならず、Jazzのスィングも探求の旅路に出ております。旧ブログもご覧下さい。(http://blog.golfdigest.co.jp/user/teamtodos)
2010年12月6日月曜日
Tiger Woods Vs. Sam Snead
GDOブログにも同じ写真をアップしました。タイガーの何年何月のスィングなのか?など不明なので断定的なことは言えない訳ですけれど、新旧のスィング比較は興味深いものだと思います。
このインパクト写真ではスムースかつ流麗なボディーターンで手元が低くインパクトしているサムに対してタイガーは正面を向いたボディーの前でクラブを振って行こうとしているイメージを受けます。言い方を変えればサムは回転運動、タイガーは直線運動を目指しているようにも見えます。
もう一つTODOSとして気になるのは、肩の開きの問題です。最近の理論では肩はインパクトで開かないというのが主流ですし、タイガーはまさに開いていません。これに対してサムはそれなりに開いているように見えます。まあ線の引き方によっては開いていない、とも主張出来るかも知れませんがタイガーとの比較では開いているように私には見えます。実は GolfTec で集積しているPGAのプロ達のインパクトでの両肩は明らかに開いていると言っています。
そして次のアドレスの写真とインパクトを比べてみましょう。
スパインという言葉が最近のレッスンでも出てきていますが、シャフトではなくスィングで使う時は前傾角を意味しています。このアドレスではタイガーはピシッと背筋を伸ばし、首は背骨の延長線上に乗っていていかにもこの前傾角を中心に身体がお回していく、というように見えています。一方のサムは背中が丸まっていて首は背筋に線を引くと一段低くなっているようです。これを今の若手インストラクターが指導したら矯正されてしまうかも知れないほどではないでしょうか?
では、インパクトとアドレスを見比べるとどうなりますか?TODOSの眼にはサムの方がアドレスでの身体の備えそのままで身体が回転しているのに対し、タイガーが背中の上部が盛り上がりいかにも上体にチカラが漲ってインパクトでパワーヒットしているように感じられます。サムはどこにもチカラが入らずに下半身からヒップ(アメリカではヒップは腰のイメージです。)でスィングをリードしているように見えるのです。
長くなりますので、今回はここまでにしておきますが、ゴルフスイングはサムスニードの時代から本当に進化しているのか??疑問は深まるばかりです。
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3 件のコメント:
だから、昔のゴルファーはアドレスすると、セムシのように背中の筋肉が発達したひとが多かつたですね。ジャツクもその1人でしょう。このタイガーショツトは昔のものですね。いまはスニードくらいあいでますよ。
タイガーはフォローの取り方がいまだ昔風で、手首を直ぐにフリツプしてしまいますが、もう少しフリツプを我慢して、シャフトに右サイドの力をデリバーするほうがベターに見えますけど。
少しゴルフ熱が下がったままなんですが、ブログは始めてみました。昔の名前で出ています、Tag.
hiroさん、いつからか背筋を真っ直ぐピンと伸ばす、がレッスンの主流になりました。でも、そのままインパクトを迎えることは非常に難しいようです。であれば、このセオリー自体が怪しいということになりますね。
ムッシュ マサカさん、Blogger 仲間が増えて心強いです。今後とも宜しく!!
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