多分、もう50年も前の映像だと思われます。ビッグ3で最もアメリカで人気のあったアーノルド・パーマーのスィング分析ビデオがユーチューブにあったのです。今の若い人はリニューアルした傘マークのアパレルしかしらないのでしょうけどね(笑)
さて、ここで問題です。 このスィングにおけるパーマーのトップはどちらの写真でしょうか?
クラブヘッドの位置に着目すると、2番目の写真が一番クラブヘッドは深い位置(下)にあります。一方で、左膝の位置に着目すると、最初の写真が最も左膝が右に寄っています。そして、背中の見え方も同様に最初の写真の方が沢山見えていますよね。
つまり、トップは最初の写真であり、下の2番目の写真は切り返しに入った段階だと考えます。
そして、このダイナミックなダウンスィングになりますが、溜め息が出ます・・・・・・。
パーマーと言うと、力任せにぶっ叩いて、行き場の無くなったクラブを独特のフィニッシュで誤魔化すスィングと言うイメージがありますが、とんでもないですね。
よく、このカタチを学生時代はフックが出そうなスィングをした時に真似たものでした。
話を戻してトップと切り返し。1番目と2番目の写真をパラパラ動画に合成するとこうなります。
42.5インチスチールシャフト、380gのパーシモンドライバーで最大限の飛距離を出すためには、切り返しでこのくらい大きく動いてシャフトにトルクを与えしならせないとならなかったのかな、と思います。この柔軟な身体は一体どうなっているのでしょうね??ダスティン・ジョンソンもこのくらい動いているのかも・・・・・。
今でこそ、エックスファクターだとか、エックスファクター・ストレッチだとか、シークェンスだとか色んな言葉で
下半身 → ヒップ → ショルダー → 腕 → クラブヘッド
と順番に動かせと言いますが、50年前から実はやはり変わっていないのですよねぇ。
そして、実はフォローでも今一部で話題になっている動きが既にパーマーによって行われていたのです!!!!!
一時、ヒップはフィニッシュまで回り続けるのが正しいとされていたことがありましたが、最近ローリーマッカロイやチェ・ナユーンなどのプロ(実は日本で活躍しているイ・ボミプロも同じなのですが)、のヒップターンはインパクトで戻っているみたいなことが話題になっていますよね。
私としては Both Arm Straight なポジションからビジネスゾーンの出口に向かって、右脚を真っ直ぐに伸ばすことによって、左脚が真っ直ぐに伸びたり、左サイドの壁が強化されたりして、フォローでのヘッドの動きが更に加速されているので、決して逆回しをしている訳ではないと思っていますが、この4枚のパラパラ動画でその動きが見えるでしょうか?
下半身を出来るだけ止めたまま上半身を捻り、その捻転差で飛ばすと言う理論があなたに・私に適合するのか、下半身をダイナミックに使いながら捻転差をクリエートして飛ばすのが向いているのか。
下が止まれば上が暴れる、下が動けば上は動かない。
さて、あなたの身体能力ではどちらがお好き????
2 件のコメント:
私はインパクトからあと腰が余り回りません。
「壁を作れ!」と言われた昔の遺産です。
でも今は最先端??
サンディエガン師匠、さすが師匠です。最先端を行ってます!!インパクトで相当ヒップクリアが出来ているヒップスピードの持ち主だけが出来る、右脚伸ばし・ヒップ一瞬止めの技。体得されているとは・・・・。尊敬します。
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