2006年6月17日土曜日

US OPEN ③ ドライビング・レンジにて

フィルのFT-3のインパクト音を楽しんでから(あ、同組のトマス・ビヨーンもFT-3でフィルとはまた一味違う音を出してましたね)、軽くハンバーガーで食事して向かったのはクラブハウス横の練習場

やっぱり、ツアー観戦で欠かせないのがドライビング・レンジですよね。ゾロッと午後スタートの人たちが練習中。お目当ては

タイガー

ガルシア

エルス

って大御所たちですかね・・・・・・・
百花繚乱 

状態で目移り激しく見ておりましたが、ほぼ同じタイミングでやってきたのがタイガーとセルヒオでした。タイガーはお馴染みの地味目なウェア、それに比べるとセルヒオは明るいグリーン系のシャツに白のパンツ、キャップはシャツと絶妙なカラーコーディネーションしていてとっても華やか!!

また、タイガーが黙々と地味にウェッジでハーフショットを始めたのと対照的に、セルヒオは薄茶色のヘッドでどうもスチールシャフトを装着したドライバーをゆったりと振り始め、いきなりティーアップ!!と言う禁止技にでた~~~!!

それは、どうも

































これだぁ。この写真をお借りしたベイエリアの フェアウェーゴルフさんの記事 に出ているモメンタスのニューモデルに間違い無い!!セルヒオはひとしきりユッタリとこのクラブでショットをしてからウェッジに戻ってました。準備運動&ストレッチングとリズムの確認に使っているみたいです。

さて、タイガーに話を戻しますが、最初の10発程度はTODOSが昔から憧れている 「情けないショット」 と打っていました。これは何かと言うとスピンをギュッと効かせる鋭いショットでもなく、ロブショットのように高く上げる訳でもない、ウェッジの特殊技。クラブのスピードとシンクロしないボールスピードで

情けな~~~~~~く・ふらふら~~~~~~っと

揺れるようにボールが飛んでいきます。このショットは 

ポタッ

と落ちて止まります。ロブショットの得意なTODOSではありますが、この 「情けないショット」 は全然出来ません。凄いクラブヘッドコントロールで微妙に芯を外して、またグリップも緩く・緩く持っているだけって感じを維持することで出せるのか、超一流の技だと思います。

さあ、そうこうする内にタイガーはアイアンを打ち進みますが、わざと木の枝ギリギリに狙って打っているようです。こうすると高さと打ち出しのコントロールが確認出来るのですが、それがまた凄い!!まさに同じラインを同じ高さで飛んで行きます。セルヒオのロングアイアンは、タイガーよりも高い弾道で綺麗な放物線で飛んで行きます。一頃よりもトップからダウンでクラブを無重力で落とす動きは減り、教科書的スィングに近付いています。徐々に身体的な条件も歳と共に変化しているのでしょうか、でもTODOSには良い変化に見えますね。

そして、タイガーがスプーンに移りました。度肝を抜かれます・・・・・・・。言葉になりません・・・・・。あんなに高く・そして遠くに飛ぶんですネ、スプーンって。あわわわわ。。。。そしてドライバーも当然ながら凄いです。全然参考になりません。。。。

そうそう、ドライバーと言えばタイガーもセルヒオもティーアップが低いですね。タイガーはボールの1/4くらいが出る高さかな、セルヒオは使用クラブがもっとディープフェースだからかも知れないけど、チョビッとボールが出ているだけ。そんなティーアップで、高~~~~~いボールを打ち出してきます。常に地面すれすれにレベルブローすれば、フェースの上側の一番飛ぶポジションで打てるのかな。すごい技です。。。。


時間が経過し、彼らはパッティンググリーンに移っていきましたが、今度は午前にプレーを終了し一休みしたプロ達がレンジに現れました。片山とプレーを共にしていたビジェイ、トムズやカプルスたちが今日の反省をしながら身体をほぐしながら打っていました。しかし、我々がレンジを離れるまで、日本人選手は現れませんでした。。。(多分、タイミングが悪かっただけだと信じています)

そういえばトムズは2日目背中痛で棄権したらしいですが、確かにプレー後のレンジで色々やっていましたけれど、ドライバーは全く真っ直ぐ行かず、おかしいなと思っていました。やっぱり相当なトラブルが背中にあったのでしょう。

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